- ProChile ⽇本オフィス
コロナ禍でチリワインの⽇本向け輸出が32%増 おうち時間を楽しむオンラインセミナー・試飲会をチリ⼤使館で開催。
チリ貿易振興局⽇本オフィスはチリのワインコンクール主催団体Catad.Or(カタドール)と共同で、チリ産プレミアムワインとナチュラルワインのオンラインセミナーおよび試飲会「Catad.Or(カタドール)ライブ東京」を開催した。イベントは10⽉21⽇〜23⽇までの3⽇間、東京にあるProChile(チリ貿易振興局)⽇本オフィスおよびオンラインで開催された。

チリワインはコロナ禍の中、「おうち時間」を楽しむための需要も増え、⽇本向けの輸出が32%増加。また国別の輸出量はフランスを抑えて1位になるなど、注⽬を集めている。チリから⽇本に輸⼊されるスティルワインの量は、2009年の年間200万ケース弱から2018年には600万ケース超に増加。安定したクオリティ、豊富な種類、そしてモダンなラベルデザインが⼈気の秘密である。しかしながらこれは低価格帯のコストパフォーマンスの⾼いワインが牽引するもので、中⾼価格帯の販売強化が求められている。そこで、今回はファインワインからプレミアムワインに特化したオンラインセミナーが⾏われた。

イベント初⽇には28の⽇本国内輸⼊業者が⽇本未⼊荷のチリ産ワインを求め参加。ワインジャーナリストでCatad'Orの審査員を務める⽥恵⽒、Catad'Orの最⾼責任者(CEO)パブロ・ウガルテ⽒に加えて、⽣産者もオンラインで参加し、それぞれのワインの特徴やテロワールなどを紹介。また同セミナーで紹介された、トロ・デ・ピエドラ、ベラモンテ、マグヤール、コルタ、カバジョ・ロコをはじめとするワイナリーの全25種のワインテイスティングも開催し、好評を博した。
近年の⽇本における⾃然派ワインブームを受け、チリの⼩規模ワイナリーが⽣産するナチュラルワインも登場。ピノ・ノワールや、珍しいところではトロンテス、パイス、サンソーなども紹介された。
イベント3⽇⽬は、卸売業者、ネット販売および⼩売業、⾷品サービス業界(HORECA)の関係者、そして⽇本航空(JAL)の客室乗務員を集めたオンラインセミナーを開催。⻄⽥恵⽒とソムリエの⽥邉公⼀⽒によってモンテス(輸⼊元:エノテカ)、カサス・デル・ボスケ(コーケンフード&フレーバー)、ヴィーニャ・ラ・ローサ(東亜商事)をはじめとする7本のワインが紹介された。

中でもカサス・デル・ボスケの「ラ・カンテラ・ソーヴィニョン・ブラン・ボタニックシリーズ」はJALのビジネスクラスで提供されているワインの1つ。フレッシュで⽣き⽣きとしたテクスチャーのソーヴィニヨン・ブランで、余韻の⻑さ、レモンのような後味が⼈気を集めている。
チリ貿易振興局⽇本オフィスではコロナ禍におけるおうち時間のさらなる充実を⽬指し、今後も中⾼価格帯ワインのプロモーションを強化していく。
<本件に関するお問い合わせ>
チリ貿易振興局⽇本オフィス:03-3769-0551
japan.tokyo@direconchile.onmicrosoft.com